「SKS Japan 2024」に大嶋洋一機構長が登壇いたしました。

名称:SKS JAPAN 2024 -Global Foodtech Summit-

会期:2024年10月24日(木)~26日(土)

開催場所:室町三井ホール&カンファレンス(COREDO室町テラス)

主催:株式会社UnlocX、The Spoon

開催形式:会場とオンラインのハイブリッド形式


本サミットは、米国の「スマート・キッチン・サミット」の日本版として開催され、今年で7回目を迎える国内最大級のグローバル・フード・サミットです。食に関連する社会課題への取り組みを見据え、国や産業を超えた共創や持続的なコミュニティ形成を目指して開催され、鈴木憲和・農林水産副大臣のメッセージも披露されました。サミットではイノベーターのセッション、対話形式のラウンドテーブル、展示や食体験などが行われ、多くの参加者の交流がありました。
“食”の課題と機会を網羅的に理解する場として、スマートキッチンを起点に、フードテックやレストラン、農業、ヘルスケア、海洋、伝統・文化、テクノロジー、人文知の活用など多領域のセッションがある中で、3日目に「東京科学大学が仕掛けるDigital Food Platform構想」と題する本学名を冠した切り口の異なるセッションが設定され、本学から大嶋機構長、環境・社会理工学院の木村 英一郎 教授が登壇し、会場はほぼ満員になりました。

「東京科学大学が仕掛けるDigital Food Platform構想」セッション会場の様子

企業からは、パナソニックのAI冷蔵庫(庫内の見える化によるフードロス削減)や、ソニーの「録食」(レシピのデジタル化と再現)といった実例が紹介されました。大嶋機構長は、 Digital Food Platform構想において、バリューチェーンを跨いだデータ連携や、ヘルスケア・ウェルネスなど異業種との連携による新たな価値創出を具現化する「Open Innovation in Food Ecosystem」を提案し、東京科学大が場を提供することでイノベーション創出に貢献することを述べました。さらに木村教授は、日本の食・農業に関して共通認識や戦略が不足している点を指摘し、デジタルプラットフォームに基づく戦略策定が産学官連携の目指す方向であるとの認識を示しました。最後に大嶋機構長は、課題を機会と捉える重要性に触れ、既存のテリトリー(企業・業界)にとどまらず、広い視点からの発想が突破口になると強調しました。

セッションの様子  
セッションの様子  

イベントHP:https://unlocx.tech/sksj2024/